ガラス製品やメッキパーツを撮影していて、「背景に溶け込んで形が見えない」「自分の部屋のカーテンが写り込んでしまった」という経験はありませんか?
これは、被写体の周りに「黒」がないことが原因です。
プロのカメラマンは、光を反射する「白レフ」だけでなく、光を吸収する「黒レフ(黒スチレンボード)」を使いこなしています。
光を消す技術「黒締め(くろじめ)」とは?
「黒締め」とは、被写体のすぐ脇に黒いボードを配置し、その「黒」を被写体の表面やエッジ(縁)に映り込ませるテクニックのことです。
これにより、透明なガラスや、反射の強い金属の輪郭をくっきりと浮き立たせることができます。
ガラスが光を透過・反射してしまい、どこまでがガラスで、どこからが背景なのか境界線がわからなくなる。
=「安っぽい、見にくい」写真に。
黒いボードがガラスの曲面に映り込み、エッジに「黒いライン」が生まれる。
=「立体感のある、プロっぽい」写真に。
黒スチレンボードで作る「自作・黒レフ」
黒レフを作るのに、高い撮影機材は必要ありません。
「黒いスチレンボード」を適当な大きさにカットし、被写体の横に立てるだけです。
- 被写体の左右に、黒スチレンボードを立てる。
- カメラの画角(フレーム)に入らないギリギリまで被写体に近づける。
- ボードの角度を微調整し、ガラスの縁に「黒いライン」が一番きれいに走る位置を探す。
※ボードが自立しない場合は、ブックエンドやクリップを使うか、2枚をテープでつないで「V字(カポック)」にして立たせましょう。
重要:「断面まで黒い」ボードを選ぶ理由
ここで一つ、落とし穴があります。
100円ショップやホームセンターの黒ボードは、「中身(芯)が白い」場合が多いのです。
中身が白いボードをカットして使うと、断面の白いラインが被写体に写り込んでしまい、せっかくの「黒締め」が台無しになります。
だからこそ、撮影用には「芯材まで真っ黒」なトレードサインのブラックボードが選ばれています。
どの角度で切っても、断面は漆黒のまま。余計な反射を一切許しません。
用途別:おすすめの黒スチレンボード
撮影スタイルに合わせて、最適な仕様を選んでください。
「黒締め」を覚えると、写真のクオリティは一気に上がります。
プロ御用達の「芯黒」ボードを手に入れて、ワンランク上の商品写真を撮影しましょう!

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