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高所の壁面看板でも安全性抜群なペイントフィルムとは?

3Mペイントフィルム

大型商業施設でも多数採用される3Mペイントフィルム

今回は初めてのお客様でもわかるように、とっつきづらい専門用語などはできるだけ使わずにご説明させていただきたいと思います!よろしければぜひご覧くださいませ^^

高い位置に付いている大きな壁面看板、街中でもよく目にされると思います。従来はアルミ複合板+インクジェットシートをボルトやビスで固定するのが王道のやり方でしたが、
「落下したら危ないのでは…」「外壁に大きな下地を組むのは大掛かり…」といった不安もどうしてもつきまといます。

そこで近年ぐっと注目されているのが、3Mのペイントフィルムという素材です。簡単に言うと、
“板を使わず、フィルムだけで壁面に直接大きな看板を作れるシステム”です。しかも、ざらつきのあるコンクリートなどにも追従しやすく、しっかり密着してくれるよう設計されています

この記事では、

  • ペイントフィルムとはどんな素材なのか?
  • アルミ複合板のプレート看板との違い・メリット・デメリット
  • どんな現場ならペイントフィルムが向いているか、どんな現場なら従来通りのプレート看板が良いか

といったポイントを、看板屋目線でわかりやすく整理してみました。高所の壁面看板をご検討のお客様は、ぜひ選び方の参考にしていただけましたら嬉しいです!

ペイントフィルムってどんな素材?かんたんイメージ

「塗装の代わりになるフィルム」+「ラミネート」のセット

3Mのペイントフィルムは、ざっくり言うと
「特殊なフィルムに印刷 → 壁に貼る → 上から専用コートやラミネートで保護」という考え方の素材です。塗装をやり直す代わりにフィルムで色やデザインを載せるイメージで、
凹凸のあるコンクリートやモルタルにも貼れるよう、柔軟性と接着力が調整されています

下記は実際に印刷しました3Mペイントフィルムです↓
こちらはEV自動車用の充電スポットの周知用にご依頼をいただきました^^
駐車場の路面へこのままシートをトンカチのようなものでコツコツと圧着することでキレイに貼り付けが可能です。
壁面はもちろん、そうした自動車の摩擦にも耐えられる耐久性も3Mペイントフィルムであれば可能です!
(壁面用とは別に路面用は摩擦等を想定した仕様の3Mペイントフィルムがございます)

3Mペイントフィルム

特長としては、次のようなものがあります。

  • コンクリートなどの粗面にも追従しやすい設計
  • 専用のオーバーコートとセットで屋外耐久性を確保(製品シリーズによって耐久年数は異なります)
  • 長期屋外サインに使えるレベルの耐候性を持ったシリーズもラインナップ
  • カッティング文字やフルカラーグラフィックなど、看板デザインも自由
ポイント:
板材を使わずに「壁そのものを看板のキャンバス」にできるのがペイントフィルムです。
そのため、特に高所・大判・凹凸のある壁面では、安全性と意匠性を両立しやすいのが大きな強みになっています。

どんな場所に使われている?

実際には、次のようなシーンで採用されることが多いです。

  • ビル高所の大きな壁面グラフィック・社名表示
  • 商業施設の外壁一面を使ったブランド訴求グラフィック
  • 立体駐車場などのコンクリート壁面サイン
  • 既存の壁を壊さず、イメージだけを一新したいリニューアル案件

従来であれば鉄骨・下地・アルミ複合板の大型パネルを組んでいたような場所でも、ペイントフィルムであれば
「壁はそのまま」「フィルムだけ施工」という選択肢が取れるようになってきています。

なぜ高所の壁面看板と相性がいいのか?

① 落下リスクを減らせる構造

アルミ複合板のプレート看板は、どうしても
「板(アルミ複合板)+シート+下地フレーム+ビス・ボルト」
という構成になります。しっかり施工すれば安全ですが、万が一ビスが抜ける・下地が腐るなどがあると、落下のリスクはゼロではありません。

ペイントフィルムの場合は「板」そのものがありません。壁面に直接フィルムを圧着する構造なので、
大きなパネルが剥がれて落ちるような心配はほとんどなく、施工・維持管理の両面で安心材料になります。

② 大型でも“つなぎ目”が目立ちにくい

アルミ複合板で横10m級の看板を作る場合、どうしても「パネルの継ぎ目」が何カ所も発生します。
つなぎ目のシーリングや、風を受けた時のバタつき・音なども、高所になるほど気になるポイントになってきます。

ペイントフィルムであれば、壁面に沿って連続的に施工できるため、継ぎ目が目立ちにくく、経年によるガタつきも起こりにくい構成にできます。
(もちろんロール幅の継ぎ目はありますが、板のジョイントほどシビアではありません)

③ 既存の外壁を大きく傷つけにくい

従来の大型プレート看板では、鉄骨の溶接・アンカー打ちなど、どうしても外壁に大きな手を加える必要があるケースが多くなります。

ペイントフィルムの場合は、下地処理+フィルム施工が基本のため、補修可能な範囲の穴あけや下地調整で済むことが多く、
「建物への負担を抑えたい」というお客様にも向いています。

アルミ複合板プレート看板との違いを比較

とはいえ、ペイントフィルムがすべての現場で万能というわけではありません。
「従来のアルミ複合板プレート看板」と「ペイントフィルム」を、ざっくり比較してみます。

項目 ペイントフィルム アルミ複合板プレート看板
構成 壁面に直接貼るフィルム+オーバーコートやラミネート アルミ複合板+インクジェットシート+ラミネート
重量 板がないため軽量(下地鉄骨が不要なケースも多い) 板材+フレームの分だけ重量あり。大型は構造設計が重要。
適した下地 コンクリートやモルタルなどの粗面にも追従しやすい 下地フレームやチャンネルベースに取り付け。壁面の凹凸にはあまり追従しない。
見え方 壁の質感を活かした一体感のある仕上がり プレート状の「看板らしい」見え方。枠や厚みが欲しい時に向く。
コスト感 材料単価・施工手間とも一般的なシートより高め。大型高所では総額が逆転する場合も。 材料そのものは比較的安価。中型までの看板ではコスパ良く仕上げやすい。
メンテナンス 下地の劣化・ひび割れの影響を受けやすい。貼り替え時は下地状況の確認が必須。 パネル単位での交換がしやすい。構造次第で貼り替えも柔軟。
向いているケース 高所・大判・凹凸のある外壁で、建物負荷を抑えつつ意匠性を上げたい場合 中型までの社名看板・案内板・駐車場看板など、幅広い汎用用途

ペイントフィルムは、「高所×大きさ×下地条件」が揃うほど本領発揮する印象です。
一方で、一般的なサイズの社名プレートや駐車場看板であれば、今でもアルミ複合板プレート看板が一番コスパが良い、というのが正直なところです。

どんな案件ならペイントフィルムがおすすめ?

ビル高所の「張り替え前提」のブランドサイン

たとえば、

  • ビルの最上階付近に、横長のブランドロゴを大きく出したい
  • 数年ごとにロゴ変更の可能性がある
  • 鉄骨の増設や大掛かりな構造変更はできるだけ避けたい

といったケースでは、ペイントフィルムが有力候補になります。

従来工法だと、鉄骨+下地+アルミ複合板の大型パネルを組んでしまうため、作るのも、後から撤去・張り替えするのもかなり大掛かりです。
ペイントフィルムなら、壁はそのまま・デザインだけ貼り替えという考え方がしやすく、長期的な運用のしやすさも含めてご提案することが多いです。

凹凸の強いコンクリート壁を「まるごと看板」にしたい

外壁が打ちっぱなしコンクリートだったり、既存のタイルやリブ状の意匠が入っている壁を「そのまま活かしつつ大きなグラフィックを載せたい」というご相談も増えています。

ペイントフィルムは、粗面に追従しやすいよう設計されたシリーズがあり、単なるフラットなシートよりもフィットしやすい構造になっています。
「塗り替え」と「看板」の中間のような表現ができるのも魅力です。

こんな時はアルミ複合板のプレート看板が王道です

逆に、次のようなケースでは、今でもアルミ複合板プレート看板を強くおすすめしています。

  • 1〜2階レベルの位置に付ける中型の社名看板・店舗看板
  • 駐車場フェンス看板・注意喚起のプレート看板
  • 短~中期でレイアウト変更や移設の可能性がある看板

アルミ複合板は、
軽量で反りにくく、インクジェットシートとの相性も良いため、看板業界ではいまも「万能選手」の位置づけです。
弊社でも、日々いちばんご注文が多いのはやはりアルミ複合板を使ったプレート看板です^^

「ペイントフィルムの方が良いか、プレート看板の方が良いか」は、高さ・サイズ・下地・ご予算・想定年数で変わってきますので、
迷われた場合は一度どちらのパターンでも概算をお出しする形でご提案させていただきます。

まとめ:
・日常的な社名看板・店舗看板 → アルミ複合板プレート看板が基本。
・高所+大判+凹凸壁で安全性と意匠性を両立したい → ペイントフィルムが有力候補。
どちらも弊社でデザインから施工まで一括対応が可能です!

ペイントフィルムもプレート看板も、全国どこでもご対応可能です!

弊社では、3Mペイントフィルムを使った高所壁面サインも、アルミ複合板プレート看板も、いずれも全国対応で施工までお任せいただけます。

「この建物でどちらが向いている?」「ざっくりいくらぐらい?」といったご相談ベースでも大歓迎です^^
図面や写真をお送りいただければ、安全面・コスト面・メンテナンス性をふまえて最適な工法をご提案させていただきます。

高所の壁面看板のご相談もお任せください!

3Mペイントフィルムとアルミ複合板プレート看板、どちらが良いかも含めてご提案いたします!
図面や外観写真をお送りいただければ、最適な工法と概算費用をわかりやすくお伝えします^^

3Mペイントフィルムの詳細はこちら→
アルミ複合板プレート看板はこちら→

※看板デザインから施工まで、全国どこでも一括でご対応可能です。
現地調査が必要な案件も、提携の職人ネットワークを活かしてスムーズに手配させていただきます!

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